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IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストール (Windows)

IBM® Data Server Driver Package のコードをネットワーク共有にインストールし、リモート・クライアント・ワークステーションを登録して、ドライバーがローカルにインストールされているかのように使用できるようにすれば、それをクライアント・ワークステーションにインストールするために必要な手間とディスク・スペースを最小限にすることができます。このインストール方法は、Windows® オペレーティング・システム上でのみ使用できます。

IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールをセットアップするには、コードを各クライアント・ワークステーション上にではなくコード・サーバー上にインストールし、そのコードをネットワーク共有を介してリモート・クライアント・ワークステーションから使用できるようにします。各リモート・クライアント・ワークステーションをセットアップし、コード・サーバーへの必要なリンクを作成するには、db2dsdpreg ユーティリティーを実行します。登録済みリモート・クライアントがデータベース接続を開始するとき、ドライバーのコードは必要に応じてコード・サーバーから動的にロードされます。その後、リモート・クライアントは標準的な方法でデータベースに接続します。インストール済みの IBM Data Server Driver Package を更新すると、更新されたコードは、自動的にリモート・クライアント・ワークステーションから使用できるようになります。

次の図は、IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールを示しています。

図 2. IBM Data Server Driver Package の典型的なネットワーク・インストール
この図は、IBM Data Server Driver Package の典型的なネットワーク・インストールを示しています。
注:
IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールのセットアップ (Windows)

IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールをセットアップするには、コード・サーバーにドライバーをインストールし、コード・ディレクトリーをクライアント・ワークステーションが使用できるようにし、各クライアント・ワークステーションからコード・サーバーへのネットワーク・ドライブをマップし、各クライアント・ワークステーションを登録します。

このタスクについて

コード・サーバー上で IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールをセットアップし、リモート・クライアント・ワークステーションからコードにアクセスできるようにするには、次のステップを実行します。

手順

ネットワーク・インストールをセットアップするには、以下のようにします。

  1. IBM Data Server Driver Package をコード・サーバーにインストールします。
  2. コード・サーバー上のコード・ディレクトリーを、すべてのリモート・クライアント・ワークステーションから利用できるようにします。
  3. ネットワーク・ドライブを各リモート・クライアント・ワークステーションからコード・サーバーにマップします。
  4. db2dsdpreg ユーティリティーを実行して、各リモート・クライアント・ワークステーションを登録します。
コード・ディレクトリーをリモート・クライアント・ワークステーションから利用できるようにする (Windows)

必要なコードをコード・サーバーからロードするには、各リモート・クライアント・ワークステーションが、IBM Data Server Driver Package のインストール先ディレクトリーを読み取れるようにする必要があります。

始める前に

IBM Data Server Driver Package をコード・サーバーにインストールする必要があります。

このタスクについて

次の手順では、Windows XP を例として使用して、コード・ディレクトリーをすべてのリモート・クライアント・ワークステーションから (読み取りモードで) 利用できるようにする方法を示しています。

手順

コード・ディレクトリーをすべてのリモート・クライアント・ワークステーションから利用できるようにするには、次のようにします。

  1. コード・サーバーで、Windows エクスプローラを開始します。
  2. コード・サーバーで、クライアント・ワークステーションのために使用するディレクトリーを選択します。この例の場合、C:¥Program Files¥IBM¥IBM DATA SERVER DRIVER ディレクトリーを選択して、共有をセットアップします。
  3. メニュー・バーから「ファイル」「プロパティ」を選択します。
  4. 「共有」タブをクリックします。
  5. 「このフォルダを共有する」ラジオ・ボタンをクリックします。
  6. 「共有名」フィールドに、8 文字以下の共有名を入力します。例えば、DSDRVRSV と入力します。
  7. コード・ディレクトリーの読み取りアクセス権をすべてのクライアント・ユーザーに提供します。
    1. 「アクセス許可」をクリックします。 「許可の共有 (Share Permissions)」ウィンドウが開きます。
    2. 「グループ名またはユーザー名」リストで、「Everyone」グループを強調表示します。
      注:
      Everyone グループか、リモート・クライアント・ユーザーのために特別に定義したグループか、またはリモート・クライアントの個々のユーザーにアクセス権を付与できます。
    3. 「読み取り」を選択します。
    4. 「OK」を何回かクリックして、 すべてのウィンドウをクローズします。

次に、ネットワーク・ドライブを各リモート・クライアント・ワークステーションからコード・サーバー上のネットワーク共有にマップします。

ネットワーク・ドライブを各リモート・クライアント・ワークステーションからコード・サーバーにマップする (Windows)

各リモート・クライアント・ワークステーションは、コード・サーバー上のネットワーク共有にマップされたネットワーク・ドライブを持っている必要があります。

始める前に

このタスクについて

次の手順では、Windows XP を例として使用して、ネットワーク・ドライブをリモート・クライアント・ワークステーションからコード・サーバー上のネットワーク共有にマップする方法を示しています。

手順

リモート・クライアント・ワークステーションからネットワーク・ドライブをマップするには、以下のようにします。

  1. リモート・クライアント・ワークステーションで、Windows エクスプローラを開始します。
  2. 「ツール」メニューで、「ネットワーク ドライブの割り当て」をクリックします。
  3. 「ドライブ」リストで、コード・サーバーのアクセス先として割り当てたいドライブを選択します。
  4. 「フォルダ」フィールドに、以下のように共有位置を指定します。
    ¥¥computer_name¥share_name 
    ここで、
    computer_name
    コード・サーバーのコンピューター名。
    share_name
    コード・サーバー上の共有ディレクトリーの共有名。
  5. 「ログオン時に再接続」チェック・ボックスを選択して、 共用を永続的なものとします。
  6. 「完了」をクリックします。

次に、各リモート・クライアント・ワークステーションを登録して、コードがローカルにインストールされているかのようにリモート・クライアントが IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールを使用できるようにします。

db2dsdpreg ユーティリティーの実行によるリモート・クライアント・ワークステーションの登録 (Windows)

リモート・クライアント・ワークステーションから IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールにアクセスするには、それらのワークステーションを登録する必要があります。各リモート・クライアント・ワークステーションを登録し、コード・サーバーへの必要なリンクを作成するには、db2dsdpreg ユーティリティーを実行します。

始める前に

このタスクについて

IBM Data Server Driver Package のネットワーク・インストールを使用する必要がある各リモート・クライアント・ワークステーション上で、以下のステップを実行します。

制約事項:
32 ビットのワークステーション上のリモート・クライアントは、64 ビットのコード・サーバーを使用できません。

手順

リモート・クライアント・ワークステーションを登録するには、次のようにします。

  1. Windows コマンド・プロンプトから、次のコマンドを発行します。ここで、z はコード・サーバーにマップしたネットワーク・ドライブです。
    cd z:¥bin
  2. 次のコマンドを発行して db2dsdpreg ユーティリティーを実行し、ロギング情報をファイルに書き込みます。
    db2dsdpreg /l c:¥db2dsdpreg.log
    ここで、c:¥db2dsdpreg.log は、ユーティリティーがログ・ファイルを作成するパスです。ログ・ファイル用のパスを指定しない場合は、現行ユーザーの My Documents¥DB2LOG の下に作成されます。
    ヒント:
    db2dspreg /h コマンドを発行すると、登録抹消や再登録のためのオプションを含む、追加の登録オプションを表示できます。
  3. db2dsdpreg ユーティリティーが完了したら、ログ・ファイル (例えば、c:¥db2dsdpreg.log) 内のメッセージを確認します。

    ログ・ファイルには、ユーティリティー実行時に発生したエラーのエラー・メッセージが含まれています (エラーがあった場合)。

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