DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
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db2rfe による非ルート・インストール内のルート・ベースのフィーチャーの使用可能化

非ルート・インストールには、最初は使用不可であるものの、db2rfe コマンドを実行することによって使用可能にできるいくつかのフィーチャーがあります。

この作業には、ルート権限が必要です。

非ルート・インストール内で最初は使用不可のフィーチャーおよび機能を使用可能にするには:

  1. サンプル構成ファイルを探索します。 2 つのサンプル構成ファイルが提供されています。 ここで、$HOME は非ルート・ユーザーのホーム・ディレクトリーです。
  2. オリジナル・ファイルが変更されないようにするため、サンプル構成ファイルの 1 つを別の場所にコピーします。
  3. コピーした構成ファイルを必要に応じて更新します。この構成ファイルは db2rfe コマンドへの入力になります。 構成ファイルの例を以下に示します。
    INSTANCENAME=db2inst2
    SET_ULIMIT=NO
    ENABLE_HA=NO
    ENABLE_OS_AUTHENTICATION=NO
    RESERVE_REMOTE_CONNECTION=NO
       **SVCENAME=db2c_db2inst2
     	**SVCEPORT=48000 
    RESERVE_TEXT_SEARCH_CONNECTION=NO
     	**SVCENAME_TEXT_SEARCH=db2j_db2inst2
     	**SVCEPORT_TEXT_SEARCH=55000
    注:
    • INSTANCENAME パラメーターの値は、DB2 インストーラーによって自動的に記入されます。
    • SET_ULIMIT パラメーターは、AIX® でのみ使用できます。他のオペレーティング・システムでは、ルート権限を持つユーザーが ulimit 値を手動で設定する必要があります。
    • その他のキーワードのデフォルト値は NO です。
    • 子パラメーター (SVCENAME など) は、デフォルトでコメント化されます。コメントは ** で示されます。
    • パラメーターを YES に設定し、それに何らかの子パラメーターがある場合、子パラメーターのコメントを外して適切な値を与えることが推奨されます。提供されているポート値はすべて、例に過ぎません。 割り当てるポート値がフリーであることを確認してください。
    以下のフィーチャーおよび機能を使用可能にする編集済み構成ファイルの例を、下記に示します。 これらのフィーチャーおよび機能を使用可能にするには、構成ファイルを以下のように編集します。
    INSTANCENAME=db2inst2
    SET_ULIMIT=NO
    ENABLE_HA=YES
    ENABLE_OS_AUTHENTICATION=YES
    RESERVE_REMOTE_CONNECTION=NO
       **SVCENAME=db2c_db2inst2
     	**SVCEPORT=48000 
    RESERVE_TEXT_SEARCH_CONNECTION=YES
     	  SVCENAME_TEXT_SEARCH=db2j_db2inst2
     	  SVCEPORT_TEXT_SEARCH=55000
  4. root 権限を持つユーザーとしてログインします
  5. $HOME/sqllib/instance ディレクトリーにナビゲートします。ここで、$HOME は非ルート・ユーザーのホーム・ディレクトリーを表します。
  6. 以下の構文を使用して db2rfe コマンドを実行します。
    db2rfe -f config_file
    ここで config_file は、ステップ 3 で作成された構成ファイルです。

非ルート・インストールでルート・ベースのフィーチャーを使用可能にしておくために、フィックスパックを適用した後に db2rfe コマンドを再実行する必要があります。

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