DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
DB2 サーバーのインストール > 追加の Linux および UNIX 要件 >

OS ユーザー制限の要件 (Linux および UNIX)

このトピックでは、Linux® および UNIX® オペレーティング・システム上での、オペレーティング・システムのユーザー・プロセスにおける推奨されるリソース限度 (ulimit) を概説しています。

ご使用のインストール済み環境に応じて、DB2® エンジンは自動的に ulimit を以下のようなさまざまな程度に引き上げます。

どちらの場合でも、システム上のリソース限度を永続的に設定しておくほうが実用的です。特に非ルート・インストールの場合、datanofiles、および fsize の ulimit 値は、インストール後に管理者が適切に設定する必要があります。

非ルート・インストールの推奨 ulimit 値

非ルート・インストールの完了後に、インスタンス所有者は、オペレーティング・システムでの datanofiles、および fsize リソースのハード ulimit を検査する必要があります。推奨値を以下の表で概説します。

表 12. 非ルート・インストールの推奨 ulimit 値
ハード ulimit リソース 説明 最小値 推奨値 値を照会するコマンド
data プロセスで使用できる最大専用メモリー コンピューター上で使用可能なメモリー量 制限なし ulimit -Hd
nofiles プロセスで使用できるオープン・ファイルの最大数 インスタンス内のすべてのデータベースのすべての MAXFILOP データベース構成パラメーターの合計より大きい 65536 または制限なし ulimit -Hn
fsize 許可される最大ファイル・サイズ 制限なし 制限なし ulimit -Hf

最小 ulimit 値を満たしていない場合、DB2 エンジンは予期しないオペレーティング・システム・リソース不足エラーを検出する可能性があります。そうしたエラーによって、DB2 の停止にいたる場合があります。

非ルート・インストールで ulimit 値を更新する必要がある場合は、root ユーザーまたはシステム管理者に連絡してください。 ulimit の値は、AIX® オペレーティング・システム上の場合を除き、手動で設定する必要があります (AIX 上では db2rfe コマンドを実行して ulimit を設定することも可能)。

[ ページのトップ | 前ページ | 次ページ | 目次 ]