DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
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高速コミュニケーション・マネージャー (Linux® および UNIX®)

高速コミュニケーション・マネージャー (FCM) は、データベース・パーティション・フィーチャー (DPF) を使用する DB2® サーバー製品の通信サポートを提供します。

複数パーティション・インスタンスの場合、それぞれのデータベース・パーティション・サーバーには、データベース・パーティション・サーバー間の通信機能を提供する 1 つの FCM 送信側デーモンと 1 つの FCM 受信側デーモンがあり、これにより、エージェント要求を処理して、メッセージ・バッファーをやり取りします。複数パーティション・インスタンスを開始すると、FCM デーモンが開始されます。

データベース・パーティション・サーバー間の通信で障害が発生したり、通信が再確立されたりすると、FCM デーモンは情報を更新します。データベース・システム・モニターを使用してこの情報を照会できます。FCM デーモンは必要なアクションも起動します。そのようなアクションの例としては、影響を受けたトランザクションのロールバックがあります。データベース・システム・モニターを使用すると、 FCM 構成パラメーターを設定するのに役立ちます。

FCM メッセージ・バッファーの数は、 データベース・マネージャー構成パラメーターの fcm_num_buffers で指定することができます。また、FCM チャネルの数は、 データベース・マネージャー構成パラメーターの fcm_num_channels で指定することができます。データベース・マネージャー構成パラメーターの fcm_num_buffers および fcm_num_channels は、デフォルト値として AUTOMATIC に設定されます。これらのパラメーターのいずれかが AUTOMATIC に設定されていると、FCM はリソースの使用状況をモニターして、リソースを徐々に解放していきます。これらのパラメーターは、AUTOMATIC に設定したままにしておくことをお勧めします。

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