DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
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DB2 サーバーおよび IBM Data Server Client のインストール要件 (Linux)

DB2® データベース製品を Linux® オペレーティング・システムにインストールする場合は、選択したシステムが、必要なオペレーティング・システム、ハードウェア、ソフトウェア、および通信の要件を満たしていることを事前に確認してください。

サポートされている Linux ディストリビューションの最新情報については、ブラウザーで http://www.ibm.com/software/data/db2/linux/validate/ を参照してください。

DB2 データベース製品は、以下のハードウェアでサポートされています。

サポートされている Linux オペレーティング・システムには、以下が含まれます。

マルチスレッド・アーキテクチャーの制約事項

DB2 32 ビットのデータベース製品を Linux オペレーティング・システム上にインストールしようとしている場合、代わりに 64 ビットのオペレーティング・システムにアップグレードして、DB2 64 ビットのデータベース製品をインストールすることを考慮してください。 マルチスレッド・アーキテクチャーでは、通常メモリー構成が簡略化されます。ただし、これは 32 ビットの DB2 データベース・サーバーのメモリー構成に影響を与える場合があります。例:

ディストリビューション要件

DB2 データベース製品をインストールする前に、カーネル構成パラメーターを更新する必要があります。特定のカーネル・パラメーターのデフォルト値は、DB2 データベース・システムを実行する際には不十分な場合があります。

Linux システム・リソースを必要とする製品またはアプリケーションが他にもある場合があります。 Linux システム作動環境のニーズに基づいて、カーネル構成パラメーターを変更する必要があります。

カーネル構成パラメーターは、 /etc/sysctl.conf 中で設定されます。

sysctl コマンドを使用してこれらのパラメーターを設定して活動化することに関する情報は、 ご使用のオペレーティング・システムの資料を参照してください。

パッケージ要件

SLES および RHEL ディストリビューションのパッケージ要件を以下の表にまとめます。

SLES および RHEL のパッケージ要件
パッケージ名 説明
libaio DB2 データベース・サーバーに必要な非同期ライブラリーが含まれます。
compat-libstdc++ libstdc++so.6 が含まれます (Linux on POWER では不要)。

DB2 のパーティション・データベース・サーバーに関する SUSE Linux ディストリビューションと Red Hat ディストリビューションのパッケージ要件を以下の表にまとめます。

DB2 データベース・システムのセットアップを進める前に、すべての必要なパッケージをインストールして構成する必要があります。Linux に関する一般情報については、Linux ディストリビューションの資料を参照してください。

SUSE Linux のパッケージ要件
パッケージ名 説明
pdksh または ksh93 Korn シェル。 このパッケージはパーティション・データベース環境で必要です。
openssh このパッケージには、ユーザーがリモート・コンピューター上、またはリモート・コンピューターから、セキュア・シェルを介してコマンドを実行できるサーバー・プログラムのセットが含まれています。DB2 データベース・システムのデフォルト構成である rsh を使用する場合は、このパッケージは不要です。
rsh-server このパッケージにはサーバー・プログラムの集合が含まれており、 ユーザーはこれらのプログラムを使用して、リモート・コンピューター上でコマンドを実行し、 他のコンピューターにログインし、コンピューター (rsh、rexec、rlogin、 および rcp) 間でファイルをコピーできます。 ssh を使用するように DB2 データベース・システムを構成する場合は、このパッケージは不要です。
nfs-utils ネットワーク・ファイル・システム・サポート・パッケージ。 リモート・コンピューターからローカル・ファイルにアクセスすることが可能になります。
Red Hat のパッケージ要件
ディレクトリー パッケージ名 説明
/System Environment/Shell pdksh または ksh93 Korn シェル。 このパッケージはパーティション・データベース環境で必要です。
/Applications/Internet openssh このパッケージには、ユーザーがリモート・コンピューター上でセキュア・シェルを介して、コマンドを実行することができるクライアント・プログラムのセットが含まれています。DB2 データベース・システムのデフォルト構成である rsh を使用する場合は、このパッケージは不要です。
/System Environment/Daemons openssh-server このパッケージには、ユーザーがリモート・コンピューターから、セキュア・シェルによってコマンドを実行するためのサーバー・プログラムのセットが含まれています。DB2 データベース・システムのデフォルト構成である rsh を使用する場合は、このパッケージは不要です。
/System Environment/Daemons rsh-server このパッケージにはプログラムの集合が含まれており、 ユーザーはこれらのプログラムを使用して、リモート・コンピューター上でコマンドを実行できます。パーティション・データベース環境で必要です。 ssh を使用するように DB2 データベース・システムを構成する場合は、このパッケージは不要です。
/System Environment/Daemons nfs-utils ネットワーク・ファイル・システム・サポート・パッケージ。 リモート・コンピューターからローカル・ファイルにアクセスすることが可能になります。

ソフトウェアに関する考慮事項

Security-enhanced Linux での考慮事項

RHEL 5 システムの場合、Security-enhanced Linux (SELinux) が有効にされ、enforcing (強制) モードの場合は、インストーラーが SELinux の制限のために失敗するおそれがあります。

SELinux がインストールされ、enforcing モードであるかどうかを確認するには、以下の 1 つを実行することができます。

SELinux を無効にするには、以下の 1 つを実行することができます。

DB2 データベース製品が RHEL 5 システム上に正常にインストールされると、DB2 の各プロセスは unconfined ドメインで実行されます。DB2 のプロセスをそれ自身のドメインに割り当てるには、ポリシーを変更します。サンプルの SELinux ポリシーが、sqllib/samples ディレクトリーに提供されています。

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