DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
DB2 サーバー製品をインストールした後に > インストールの検証 >

インストール済み DB2 データベース製品のディレクトリー構造 (Linux®)

root インストール中に、DB2® データベース製品のサブディレクトリーとファイルを作成する場所を指定できます。非 root インストールの場合は、DB2 製品のインストール場所を選択できません。デフォルトのロケーションを使用する必要があります。

注:
非ルート (root 以外の) インストールの場合、すべての DB2 ファイル (プログラム・ファイルとインスタンス・ファイル) は $HOME/sqllib ディレクトリー内またはその下にあります。ここで、$HOME は非ルート・ユーザーのホーム・ディレクトリーを表します。

インストール後には、各種 DB2 オブジェクトが多数のディレクトリーに作成されます。以下の表にデフォルトのルート・インストール後の各 DB2 オブジェクトのロケーションを示します。

表 30. デフォルトのルート・インストール後の各 DB2 オブジェクトのロケーション
DB2 オブジェクト ロケーション
DAS ホーム・ディレクトリー home/dasusr1
DAS 情報 home/dasusr1/das
データベース構成ファイル SQLDBCON home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001
データベース・ディレクトリー

以下のものに必要なファイルが含まれます。

  • バッファー・プール情報
  • 履歴情報
  • ログ制御ファイル
  • ストレージ・パス情報
  • 表スペース情報
home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001
データベース・マネージャー構成ファイル db2systm home/db2inst1/sqllib
DB2 コマンド /opt/IBM/db2/V9.7/bin
DB2 エラー・メッセージ・ファイル (db2diag ログ・ファイル) home/db2inst1/sqllib/db2dump
DB2 インストール・パス デフォルトは/opt/IBM/db2/V9.7
イベント・モニター・データ用のディレクトリー home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001/db2event
トランザクション・ログ・ファイル用のディレクトリー home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/SQL00001/SQLOGDIR
インストールのログ・ファイル db2install.history /opt/IBM/db2/V9.7/install/logs
インスタンスのホーム・ディレクトリー home/db2inst1
インスタンス情報 home/db2inst1/sqllib
インスタンスのローカル・データベース・ディレクトリー home/db2inst1/db2inst1/NODE0000/sqldbdir
パーティション・データベースの環境ファイル db2nodes.cfg home/db2inst1/sqllib
システム・データベース・ディレクトリー home/db2inst1/sqllib/sqldbdir

以下の図は、ルート・インストール後の DB2 ディレクトリー構造の例を示しています。これらの例では、db2inst1 および db2inst2 という 2 つのインスタンスがあります。

ディレクトリー構造 - DB2 インスタンス db2inst1 についてのデフォルト・ローカル・データベース・ディレクトリー情報

ディレクトリー構造 - ローカル・ディレクトリー情報

  1. ローカル・データベース・ディレクトリー
  2. データベース構成ファイル

ディレクトリー構造 - DB2 インスタンス db2inst1 についてのディレクトリー情報

ディレクトリー構造 - ディレクトリー情報

  1. このディレクトリー内の db2diag ログ・ファイル は DB2 エラー・メッセージをログします。
  2. システム・データベース・ディレクトリー
  3. db2nodes.cfg ファイルは、パーティション・データベース環境で使用されます。
  4. データベース・マネージャー構成ファイル

dasusr1 ディレクトリーには、DB2 Administration Server (DAS) 構成ファイルと、DB2 コア・ファイルへのシンボリック・リンクが含まれます。

ディレクトリー構造 - インストール・ログ・ファイルのロケーション

DB2 ログ・ファイルのロケーション

この図は、インストール・ログ・ファイルのロケーションを例示しています。同じインストール・パスの下に複数のインストールがある場合、db2install.history ファイルには db2install.history.n のようにインデックスが付きます。ここで n は 4 桁の数字 (例: 0000 または 0001) を表します。

DB2 インストール・ディレクトリー /opt/IBM/db2/V9.7には、インストールされた DB2 ファイルが含まれます。

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