DB2 Version 9.7 for Linux, UNIX, and Windows
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パーティション・データベース環境での DB2 サーバーのインストールに必要なユーザーの作成 (HP-UX)

DB2® データベースの操作には、3 つのユーザーおよびグループが必要です。この後の解説で使用しているユーザーおよびグループの名前を下の表に示してあります。各システムの命名規則と DB2 の命名規則に準拠している限り、独自のユーザー名とグループ名を指定することができます。

DB2 セットアップ・ウィザードを使用して DB2 製品をインストールする予定の場合は、DB2 セットアップ・ウィザードによりこれらのユーザーが作成されます。

表 26. 必要なユーザーおよびグループ
必要なユーザー ユーザー名 グループ名
インスタンス所有者 db2inst1 db2iadm1
fenced ユーザー db2fenc1 db2fadm1
DB2 Administration Server のユーザー dasusr1 dasadm1

DB2 Administration Server ユーザーが既存ユーザーである場合は、インストール前にこのユーザーがすべての関与するコンピューター上になければなりません。 DB2 セットアップ・ウィザードを使用して、インスタンス所有のコンピューター上で DB2 Administration Server に新規ユーザーを作成する場合には、応答ファイルのインストール中にこの新規ユーザーが、関与するコンピューター上にも作成されます (必要であれば)。 ユーザーが既に関与するコンピューター上に存在している場合には、 そのユーザーは同じプライマリー・グループを持っている必要があります。

前提条件
制約事項
作成するユーザー名は、オペレーティング・システムの命名規則と DB2 の命名規則に沿ったものでなければなりません。

これらの 3 種類のユーザーをすべて作成するには、以下のようなステップを実行します。

  1. 基本コンピューターにログオンします。
  2. 以下のようなコマンドを入力して、インスタンス所有者のグループ (例えば、db2iadm1)、UDF またはストアード・プロシージャーを実行するグループ (例えば、db2fadm1)、および DB2 Administration Server を所有するグループ (例えば、dasadm1) を作成します。
       groupadd -g 999 db2iadm1
       groupadd -g 998 db2fadm1
       groupadd -g 997 dasadm1
  3. 以下のようなコマンドを使用して、 前のステップで作成した各グループに属するユーザーを作成します。それぞれのユーザーのホーム・ディレクトリーは、 ユーザーが以前に作成し共用した DB2 ホーム・ディレクトリー (db2home) となります。
    useradd -u 1004 db2iadm1 -d /db2home/db2inst1 -m db2inst1
    useradd -u 1003 db2fadm1 -d /db2home/db2fenc1 -m db2fenc1
    useradd -u 1002 dbasgrp -d /home/dasusr1 -m dasusr1
  4. 以下のようなコマンドを入力して、作成した各ユーザーの初期パスワードを設定します。
       passwd db2inst1    passwd db2fenc1    passwd dasusr1
  5. ログアウトします。
  6. 作成した各ユーザー (db2inst1db2fenc1、 および dasusr1) として、基本コンピューターにログオンします。それぞれのユーザーのパスワードを変更するようプロンプトで指示されることがあります。そのユーザーがシステムにログオンするのはこれが初めてだからです。
  7. ログアウトします。
  8. パーティション・データベース環境に参加するそれぞれのコンピューター上に、まったく同じユーザー・アカウントおよびグループ・アカウントを作成します。

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