DB2 Administration Server (DAS) は、GUI ツールをサポートするために使用される特殊な DB2 管理サービスです。 DAS はローカルおよびリモートの管理、ジョブ管理、および通知で管理ツールを補助します。DB2® グラフィック・ツールを使用する場合は、実行中の DAS が必要になります。
DAS はコンピューターに 1 つしかもつことができません。インストール時に、DAS はオペレーティング・システムの始動時に開始するように構成されます。DB2 製品のインストール後に、DAS をアップグレードまたは更新する場合は、以下のコマンドを参照してください。
必要に応じ、他のインスタンスを開始または停止できるように、ユーザー ID またはユーザー名に環境内の各コンピューターで、 SYSADM 権限をもたせることをお勧めします。
ネットワーク情報サービス (NIS) 環境では、ユーザーおよびグループは NIS サーバーからリモートで管理されます。 DB2 製品で使用するユーザーおよびグループは、インストールの前に NIS サーバーに存在している必要があります。 DB2 セットアップ・ウィザードは、 NIS 環境で、ユーザーまたはグループを作成できません。
DAS ユーザー ID として新規ユーザー ID を作成するには、「新規ユーザー」をクリックし、インスタンス所有ユーザーに必要な情報を提供してください。
指定するユーザー名は、有効な DB2 ユーザー ID である必要があります。有効な DB2 ユーザー ID は次のとおりです。
UID はユーザーを一意的に識別する数字です。特定の UID を使用する場合は、「UID」フィールドにそれを入力します。システムであらかじめ定められた UID を使用する場合は、「デフォルト UID の使用」を選択してください。
入力した「グループ名」は、すでに定義されて存在するか、存在しなければ、新規に作成されます。グループは、ユーザーの 1 次グループである可能性があります。
GID はグループを一意的に識別する数字です。新規にグループを作成し、特定の GID を使用する場合は、「GID」フィールドにそれを入力してください。システムであらかじめ定められた GID を使用する場合は、「デフォルト GID の使用」を選択してください。グループがすでに存在する場合は、「GID」フィールドが埋められ、「デフォルト GID の使用」は無効になります。
指定する「パスワード」は 1 文字から 8 文字でなければなりません。
「パスワードの確認」フィールドに再度パスワードを入力して、確認してください。
ホーム・ディレクトリー は、 DAS に関するすべての情報を保管するのに使用されます。
一度作成すると、ディレクトリーのロケーションは変更できません。
新規の有効なディレクトリーを入力するか、または [...] をクリックして既存のディレクトリーを選択できます。ただし、既存のディレクトリーが使用される場合、アクセス権の問題が発生する可能性があります。
DB2 セットアップ・ウィザードは、ユーザー ID、ホーム・ディレクトリーおよびパスワードを、妥当性検査でチェックします。ユーザー ID およびパスワードは、オペレーティング・システムのセキュリティー・ファイルに格納されています。
「既存ユーザー」をクリックして、既存のユーザー ID を使用してください。有効な「ユーザー名」を入力するか、[...] をクリックして、既存のユーザー名を選択します。