DB2® データベースの環境は、1 台のコンピューターへの単独の DB2 サーバーのインストール、または複数のコンピューターへの複数の DB2 サーバーのインストールから構成され、それらのすべてが、パーティション・データベース環境で集合的に動作します。
DB2 サーバーを 1 台のコンピューターにインストールする場合、または複数パーティション・データベース環境にインストールするための正規の権限がない場合は、シングル・パーティション環境を選択してください。
複数パーティション・データベース環境では、DB2 サーバーが 1 台目のコンピューターにインストールされると、最初のデータベース・パーティションが作成されます。このデータベース・パーティションはインスタンス所有データベース・パーティションになります。 DB2 サーバーがインストールされると、すべての後続のデータベース・パーティションがインスタンスに追加されます。新規のデータベース・パーティションを作成するため、他のコンピューターに DB2 サーバーをインストールすると、これらのデータベース・パーティションはインスタンスに追加されます。
複数パーティション・データベース環境において、データベース・パーティションは集合的にデータを管理し、クライアントの要求を処理します。データベースが複数データベース・パーティションであるということは、ユーザーやアプリケーションに対し、透過的です。一般に、各データベース・パーティションは別のコンピューター上に配置されています。別のオプションである、複数論理データベース・パーティションについて後述します。
このインスタンス用のデータベース・パーティション・オプションを選択します。
パーティション・データベース環境をセットアップするには、各コンピューター上の DB2 コピーが、まったく同一のパスにインストールされている必要があります。
DB2 セットアップ・ウィザードでは次に示す条件が揃った場合、応答ファイルを 2 つ生成します。
「インストールの選択、応答ファイルの作成、またはその両方 (Select installation, response file creation, or both)」パネルで指定した応答ファイル名の最後に、『_addpart』 が追加されることで、DB2 セットアップ・ウィザードにより 2 番目の応答ファイルのファイル名が生成されます。例:
パーティション・データベース環境では、複数のデータベース・パーティションが同じコンピューターで実行され、同じインスタンスに加わるという構成も可能です。これは、複数論理データベース・パーティションの稼働として知られています。詳細については、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9r7/topic/com.ibm.db2.luw.admin.partition.doc/doc/c0005940.htmlを参照してください。システムのいずれかのコンピューターの 1 つで実行する、論理データベース・パーティションの最大数を指定する必要があります。論理データベース・パーティションの最大数を認識することにより、通信に使用するデータベース・パーティションの TCP/IP ポート番号を予約します。「論理データベース・パーティションの最大数」フィールドに、論理パーティションの最大数を入力します。いずれのコンピューターでも複数論理データベース・パーティションを実行していない場合は、1 を入力してください。「TCP/IP 設定」をクリックすることで、この数値と開始 TCP/IP ポートを調整できます。追加の論理データベース・パーティションは後から追加できます。
パーティション・データベース環境をセットアップする方法の詳細については、 http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/db2luw/v9r7/topic/com.ibm.db2.luw.qb.server.doc/doc/t0023605.htmlを参照してください。